春の夢のクリューナ

PBW 《シルバーレイン》のPC・クリュについて色々書いてます。 全体の書き方は背後とPC混じりです。                   分からない人は回れ右しようね。お姉さん(お兄さん?)との約束だよ(by背後

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バレンタインの翌日

最後なはずのバレンタイン・ピンナップは作れなかったので、リクエスト文を元にSSを書きました。
転んでもただでは起きたくない背後の執念です。

ちなみに内容には執念なんて篭っていませんから!

それでは、続きよりどうぞ。


   「バレンタインの日に」

 二月十四日と言えば、やはり思い浮かぶのはバレンタインデー。そのはずだが……。
 浅野クリューナ夢衣にとって、二月十五日が本番でもあった。それが何故かは、ここで語るには及ばないだろうか。
 とにかく、二月十五日。昨日の賑わいも落ち着いてきたであろう夕方頃だった。

 玄関の扉を開けたクリューナ夢衣に、訪問者は迎え入れられた。彼女の愛犬シロも後ろで、おすわりして行儀良くしている。
 クリューナ夢衣の服装は、直前の行動を予想させるものだった。白いセーターの袖を肘まで捲り上げられて、無地の紺色エプロンをしている。だがどちらも綺麗な状態だ。ちなみに下がスキニーデニム。やはり動きやすいからなのだろう。
 程好いスタイルの良さが露になっているが。ツッコミすると動揺してしまうので、それはさておき。
 浅野家に招かれたのは結社の者か、友人か、はたまたちょっとした縁の者か。

 居間に案内されれば、すぐにテーブルの上に置かれた物に目が向いた。昨日存分に堪能したかもしれない香りと、違う甘さの香りがしたからだ。
 透明な袋に七粒、一口サイズの丸いホワイトチョコが入っていた。袋の口は殆ど白に近いような薄水色のリボンに縛られて、丁寧に封をされている。白色と水色が織り成すのは雪と空を表す色模様で、そしてクリューナ夢衣の銀髪だ。これ以上に無い色の選択だろう。
 沢山用意された袋の一つを、微笑と共に袋の上を摘んで差し出してきた。
「いつもこんなに作らないんだけど。今年は特別に、ね」
 表情は、いつもの通りの勝気な感じなのに。先輩相手にも敬語を忘れてしまったのは照れ臭さゆえ?
 さり気無くキッチンに見やると、やはり昨日見たであろう馴染みの色彩の欠片があった。塊の行方はテーブルの片隅にひっそりと置かれた、二つの四角い箱の中に違いない。薄水色の包装紙と白銀のリボンに包まれて、反転させたような色使いも特別な証だ。
 箱の大きさが別々なのは、父親と恋人の明確な線引きだった。けっして、差ではない。クリューナ夢衣と彼女の父親との絆を深く知る者には、想像の範囲内であるはず。

 かくして、一日遅れのバレンタインデーもゆっくりと過ぎていくのだった。
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